下位概念とは、二つの概念が包括・被包括の関係にあるとき、包括される方の概念をいう。下位概念の対義語を上位概念という。
一般に、下位概念は、上位概念に比べて具体的であり、特許請求の範囲において下位概念であるとは、上位概念の発明よりも狭い技術的範囲を意味する。
例えば、鉛筆,ノートは、「筆記用具」に対する下位概念である。また、色鉛筆は「鉛筆」に対する下位概念である。
特許請求の範囲については、一般に、下位概念化をすることで権利範囲が狭くなるが、先行技術との相違点が明確になるため、権利化しやすくなる。