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知財裁判例速報

平成28年(ワ)第35763号 特許権侵害差止請求事件:会計処理装置,会計処理方法及び会計処理プログラム

  • 2017/08/16
  • 知財裁判例速報

事件番号等

平成28年(ワ)第35763号 特許権侵害差止請求事件

裁判年月日

平成29年7月27日

担当裁判所

東京地方裁判所(民事第47部)

権利種別

特許権(「会計処理装置,会計処理方法及び会計処理プログラム」)

訴訟類型

民事訴訟

結果

請求棄却

趣旨

  1. 被告は,別紙被告製品目録記載の製品を生産し,又は使用してはならない。
  2. 被告は,別紙被告製品目録記載の製品を廃棄せよ。
  3. 被告は,別紙被告方法目録記載の方法を使用してはならない。

争点

  1. 文言侵害の成否(争点1)
    構成要件1C,1E,1F,10B,13C,13E,13F,14C,14E及び14Fの充足性
  2. 均等侵害の成否(争点2)
  3. 被告製品及び被告方法の特定の適否(争点3)

裁判所の判断

  • 被告方法は構成要件13C及び13Eを充足しない。
     さらに,原告は,被告製品1が本件発明1及び10の技術的範囲に属し,被告製品2が本件発明14の技術的範囲に属するとも主張するが,上記と同様の理由により,被告製品1は構成要件1C,1E及び10Bを充足せず,また,被告製品2は構成要件14C及び14Eを充足しない。
  • 被告製品1,2並びに被告方法については,均等侵害も成立しない。
  • よって,その余の点について検討するまでもなく,原告の請求はいずれも理由がないからこれらを棄却する。

キーワード

構成要件充足性/均等侵害


 

判決文