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知財裁判例速報

平成27年(行ケ)第10226号 審決取消請求事件

  • 2016/12/05
  • 知財裁判例速報

事件番号等

平成27年(行ケ)第10226号 審決取消請求事件

裁判年月日

平成28年11月24日

担当裁判所

知的財産高等裁判所(第1部)

権利種別

特許権(「同期化された水及びその製造並びに使用」)

訴訟類型

行政訴訟(拒絶)

結果

請求棄却

趣旨

特許庁が不服2013-13650号事件について平成27年6月16日にした審決を取り消す。

取消事由

  1. 取消事由1(特許法29条1項柱書に関する判断の誤り)
  2. 取消事由2(特許法36条6項2号〔明確性要件〕に関する判断の誤り)
  3. 取消事由3(特許法36条4項1号〔実施可能要件〕に関する判断の誤り)

裁判所の判断

  • 本願明細書は当業者が本願発明の実施をすることができる程度に明確かつ十分に記載したものではないとした審決の判断に誤りはなく,原告の主張する取消事由3(特許法36条4項1号〔実施可能要件〕に関する判断の誤り)は理由がない。
  • 以上によれば,原告の本訴請求は理由がないから,これを棄却する。

キーワード

明細書の記載要件(実施可能要件)/未完成発明

 

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